こどもが「プログラミングをしたい!」と言い出したときに、「タイピングができなくてもブロックでプログラミングができるよ!」と、最初にScratchを使ってみることが多いですよね。
でも、ブロックプログラミングとはいえ、
- 変数の作成で、キーボードを打ちますよね。
- ログインのためにアルファベットをキーボードを打たないといけませんよね。
例えば、お子さんにプログラミングを教えようとしたとき、こんな場面はありませんか?
親:「i」を打って・・・
子:「あい?」「にほんごの”あ”、”い”」「えーーーっと、えーーーっ(と、アルファベット一覧表から探す)」
つまり、プログラミングをはじめるにあたって、最低限、共通言語として「アルファベットとその読み方」を覚えていないと、意思疎通が難しいのです。
アルファベット一覧表・ローマ字表などを見て、キーボードから探して、なんとか打つことも出来るでしょう。
でも、それは単に写しているだけなので「覚える」に至っていないことがあるようです。
普段、英語教育を受けていないならば、アルファベットに触れる機会がなく、このような状況になっているのかもしれません。
なんとか「覚えさせる」ことが出来ないかと考えてみました・・・
そして、こんなゲームを作ってみました。
アルファベットを覚えるためのタイピングゲーム
(ゲーム自体の完成度はさておき、)「キモ」は各文字のスプライトについて
- 「コスチューム」は、大文字、小文字、読み方カタカナ、読み方ひらがなを、自分で描く
- 「音」を、自分の声で読み方を発音する
ということをさせるようにしてみたのです。
(コスチュームは、アルファベットを連想するイラストでも良いと思います。例:Lは、Loveでハートを入れてみました^^)
なぜこうしたか?
冒頭のようなケースの場合、「アルファベット・ローマ字一覧表を見て、キーを打つ」が唯一のアルファベット習得する手段になってしまっています。
見て「カタチ」を覚えて、パソコンのキーボードにある同じ「カタチ」を探して、打っているだけ。
ほとんどこれは「視覚」だけを頼りにした行動でしょう。
本ゲームの制作工程では、こども自身がアルファベット1つ1つを「手で書き写し」「日本語での読み方も書き」「自分の声で発音」を行います。
また、アルファベットを連想させるイラストや他の音声なんかも自由に追加できます。
つまり、視覚のインプットだけでなく、その文字に向き合って、しっかり「アウトプット」をさせることが出来るのです。
きっと
勉強でも何でもそうですが「アウトプット」が脳への定着を促すと言われております。
このゲームをリミックスすれば、アルファベットの読み書きができるようなるでしょう・・・きっと。